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アイヌの創世神話


基本的に口伝であるアイヌ神話は、世界各地の民謡や宗教が変化するのと同様、地域や時代によって様々なパターンが存在しますが、根底を成す部分はさほど変わらないようです。

つかさ、アイヌが文字を持たないとか言い出したのはいったい誰なんだ?


以下、



世界がまだ一面の泥に海に被われていたとき、天からコタン・カラ・カムイが地上を作るために降りてきた。

コタン・カラ・カムイは、あたり一面の泥の海に途方に暮れたがあちこち捜し回ると一ヶ所だけ固まりかけたところがあった。そこをつかんで引き上げると、広い大地が現れた。そこに泥をこねて山を作り、指先でひっかいては川を作った。やがてコタン・カラ・カムイは陸地を作り終えると、天へと帰っていった。

ところが、固まりかけたところと思ったのは、大昔から泥のなかに眠っていたアメマス(魚)の背中だった。それを知らなかったコタン・カラ・カムイは、その背中に陸地を作ってしまったのだ。

大きな陸地を背負わされたアメマスは、怒りに怒って暴れ出した。それでこの地上に地震が起きるようになったのだ。

-------------


はじめ、世界は大きな沼であった。まだ水も泥も区別のつかない混沌とした状態で、その上を陸地は漂っていた。

いのちあるもの、大空を駆ける鳥もいなければ、大海をを泳ぐ魚もいない、寒く、荒涼とした世界であった。

やがて空と海の彼方から密かな風が吹き始め、ひと筋、二筋の雲が現れた。低い空、なかほどの空、高く重なる雲のそのはるかな高みに、大いなる天の神が現れた。

大いなる神は、何もない地上を住む場所と定め、ここに多くの生き物を生ませようと一羽のセキレイを作りだした。最初の鳥となったセキレイは、光の尾を引いて天降っていった。

セキレイは混沌とした泥の海に降り立つと、勇ましく羽ばたきながら水を跳ね散らし、強い足で泥を踏み固めると、長い尾を上下させて地ならしをした。それを何度か繰り返すうち、乾いた陸地が出来て水は陸地に当たってさざ波となった。

セキレイの働きで陸地は次第に高くなり、水に囲まれた島となった。そうした島があちこちに生まれて、列島が形成された。こうして生まれた島を、アイヌの人びとは浮かぶ島、モシリと呼んだ。

またこのセキレイは人間が地上に生まれたとき、夫婦の交わりを教えたという。セキレイが尾を上下するように夫婦は交わり、人間が増えていったのだった。

(こうした人間の創造もコタン・カラ・カムイが行ったという話もある。地上を作ったあとに何かが足りないと感じたコタン・カラ・カムイは、夜の神に命じて泥をこねて人形を作り出した。夜の神は柳の枝を折って泥人形のなかに通して骨にし、頭のところにはハコベを取って植えた。夜の神が生を与える不思議な扇で扇ぐと、泥の人形はだんだんと乾いていって人間の皮膚になり、頭のハコベはふさふさとした髪になった。そして12の欲の玉を身体に入れると、完全な人間になったという。だが夜の神の作ったのは、男ばかりだった。そこで昼の神に頼んで、女を作り出してもらったのだ)

以上

【出典】
世界の神々と神話の謎 (東洋編) - (株)学習研究社

-------

(画像拝借先)


国造神[コタンカラカムイ]は仕事を終えると、大きな山に腰を下ろしてほれぼれと世界を眺めました。

「我ながら上出来だ。うねうねと連なる山、長々と流れる川、泥の平原に木も植え、草も生い茂った。なんと、いい眺めではないか」

けれども、満足して眺めているうちに、何かが足りないような気がしてきました。

「なんだろう? 何かを造り忘れた気がする。でも、何を作ればよいのだろうか?」

いくら考えても分かりません。国造神は、日が暮れてから夜の神に命じました。

「私は世界を造ったが、何かが足りない気がする。お前の思いつくものを造ってみてくれ」

夜の神は困りましたが、首をひねりながら足元の泥をこね回すうち、泥の人形のようなものが出来上がって、これだ、と思いました。柳の枝を折って泥に通して骨にし、頭にははこべを取って植えました。

「それでは息を通わせてみよう」

夜の神が生き扇で扇ぐと、泥はだんだん乾いて人間の肌になり、頭のはこべはふさふさした髪の毛になり、二つの目は星のように輝いてパチパチと瞬きました。

「これでよい。では、十二の欲の玉を体に入れてやろう」

食べたい、遊びたい、眠りたいなどの十二の欲を与えると、ここに完全な人間が出来上がりました。

けれども、生まれた人間たちは年を取るばかりで、いっこうに増えていきません。というのも、夜の神の造った人間はみんな男だったからです。殖[ふ]えない人間はだんだん死んで減っていくばかりで、これでは勿体無いと思った国造神は、昼の神に頼んで別の人間を作らせることにしました。

「宜しいですとも。私は、昼の輝きのように美しい人間を作ってみせましょう」

そうして昼の神が造った人間は、みんな女でした。

この世に男と女が一緒に暮らすようになると、どんどん子が出来て、人間は段々に数を増やしていったのでした。

こんなわけで、男の肌が浅黒いのは夜の神の手で作られたからで、女の肌が白いのは昼の神の手で作られたからなのです。そして、人間が年をとると腰が柳のように曲がるのは、柳の木を背骨に使ってあるからなのです。

アイヌ社会では、子供が生まれるとお祖父さんが川の堤に行って、柳の木で木幣[イナウ]を作り、それを飾って神に祈ります。(木幣とは、柳やミズキの木の棒の先を削りかけしたもので、日本本土の御幣――祓い串のルーツと言われています。人の言葉を神に伝える力があり、神話の中では人と神をつなぐ伝令神のような役回りです。)

「おお、木幣よ、汝は神であるので我らは心を込めて祈る。原始、神が人を造りたもうた時、柳の木を取って人の背骨とした。我らは汝に祈りを捧げる。神聖な柳の木幣よ、生まれた子の将来を守りたまえ」

そうして木幣を生まれた子の枕元に飾って、酒を捧げて祀るのでした。

また、こんな話もあります。

国造神が始めて人間を造ったとき、何を材料にして造ればよいのか、雀を使者にして天の神に尋ねました。天神は「木で造れ」と返事をしましたが、後になって後悔して、やはり丈夫な石で作るにこしたことがない、と思い直しました。そこでカワウソを使者に立てて、急いで下界に派遣しましたが、カワウソは途中で沢山魚のいる淵に差し掛かって、使命を忘れて夢中で魚を追いかけました。そのために伝令は間に合わず、天の神は怒ってカワウソの頭を踏みつけ、カワウソの顔は今のように扁平顔になりました。

もしも人間が石で作られていたなら、人間は不朽の命を持つことが出来たでしょう。とはいえ、木で造られたので、人間は木のように後から後から生長して増えることが出来るようになったのです。

なお、以上の神話とは別に、人間の中には山の神――熊神[キムンカムイ]か海の神――シャチ神[レプンカムイ]のどちらかを祖先とする者がいる、という信仰もあります。

熊神系の人間かシャチ神系の人間かを見分けるには、陰毛の生え方を見ます。熊神系の人間のそれは熊のような剛毛です。一方、シャチ神系の人間のそれは両側から長い毛が寄り合って、シャチの背びれのように立っています。それぞれの人間は祖霊神の守護を受け、幸運に恵まれます。

ただし、このような毛を持っていることは、他の誰にも秘密にしておかなければなりません。偶然他の人の毛がそうであると知ったとしても、それをみだりに人に話してはなりません。もしも話したなら、神の守護を失って、幸運を逃してしまうでしょうから。

以上

【転載元】
■アイヌの神話
http://suwa3.web.fc2.com/enkan/kantan/jp_hon/frame_a.html




オマケ

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